春先から要注意!確実なマダニ対策を!
「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」という病気をご存知でしょうか。
SFTSとは、マダニによって媒介される感染症であり、日本をはじめとする世界各地で報告されています。
特に日本では、近年、感染者数が増加傾向にあることが問題視されています。
SFTSに感染すると、発熱や消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)が認められ、
その他にも頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などの症状が現れます。
また、現在有効な治療法がなく、人の死亡率は15〜25%と高く、大きな問題となっています。
もっと詳しく知りたい方は、国立感染研究所のHPをご覧下さい。
SFTSは野生動物だけでなく、犬や猫なども感染し、人と同じような症状になります。
また感染した犬猫に咬まれたり、接触することで人に感染したとの事例もあります。
SFTSの予防には、マダニに対する適切な予防薬の投与が必要です。
(※確実に効果のある予防薬、適切なサイズ、適切な予防間隔など)
マダニは春先から増加しますが、1年中いなくなる事はありません。
そのため1年中予防されることをお勧めします。
また、草木の多い場所にに行かれる際には、飼い主様は長袖・長ズボンで身を守り、虫除けスプレーなどを使って予防しましょう。
犬猫を飼われている方は、SFTSについて正しい知識を持ち、愛する家族(人、犬、猫)の健康を守るために、適切な予防対策を行いましょう。